2009年8月 4日
特別法などによる賃借権の物権化
日本の民法における賃貸借の規定は、賃貸借契約の対象として不動産と動産の両者を想定している。このうち不動産賃借権
は地上権や永小作権と同様の経済的機能を果たすものではあるが本来的に債権である点で地上権や永小作権とは異なる。営
利目的の定型的な賃貸借契約においては当事者間において細かな契約条項が定められることが多いが、民法は土地(宅地や
農地)の賃借権や建物の賃借権などの不動産賃借権における借主の保護という点で十分ではなかった。このことから日本で
は民法が制定されて以降、建物の保護に関する法律、借地法、借家法及びそれらを一本化した借地借家法、また、農地法な
どの法律、さらには判例によって、物権に類似した効力が与えられるようになった。これを賃借権の物権化という。
具体的には、借地権の存続期間、借地契約の更新、借地権の対抗要件、借家権の対抗要件などを中心とする。
従来、賃借人が借地上の不法占拠者などを排除しようとする場合、債権者代位権(423条)を流用して、賃貸人の所有権に
基づく物権的妨害排除請求権を、賃借人が代位行使するという法律構成がとられてきた。しかし、判例は、対抗力のある不
動産賃借権については、賃借権の物権化を理由として、賃借権そのものに基づく妨害排除請求権を認めることとなった(最
高裁昭和30年4月5日判決)。
賃貸借の成立
日本の民法は、賃貸借を意思表示の合致により成立する諾成契約として規定している。外国では、契約の際に書面などを要
求する要式契約として規定している場合もある。
日本では、不動産を賃貸する際に、賃貸物(特に建物)の引渡しに先立って賃借人の債務、具体的には賃料の支払や後述す
る原状回復のための費用を担保する目的で、一定額の金銭を賃貸人に寄託(消費寄託)させるのが通例である。この金銭を
、敷金(しききん)とか保証金(ほしょうきん)という。
また、賃借人に賃貸借契約締結そのものの対価(謝礼)を支払わせることも多く、この対価を礼金(れいきん)という。契
約が成立した際、敷金以外に支払われる金銭のことを総称して、権利金ということもある。
これらと類似したものとして、契約を更新する際に金銭の支払をすることが合意されていることもあり、更新料と呼ばれる
。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
賃貸借更新料の返還を求める裁判があったようでうね。
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